9月7日(木)地域福祉センターにて「支え合いゲーム体験会」が行われました。「支え合いゲーム」とは、災害時などの想定のもと、それぞれが与えられた住民役を演じながら、選んだ「助けてカード」の内容を解決できそうな相手を探して、交渉するゲームです。福祉教育に用いられる手法で、福祉・支え合いの気づきを促すことを目的としています。今回初めて実施するにあたり、主に登録ボランティアや女川町の福祉教育を考える有志「福祉教育推進事業運営委員会」の方々にお集まりいただきました。

助けてカードを選びます

助けてカードを選びます

ゲームの中で様々なやりとりが生まれていました。たとえば「(認知症のある)80歳のおばあちゃん」という住民役を演じた方が「家族とはぐれてしまった、家族に会いたい」という困りごとカードを持って、周囲に助けを求めました。助けを求められた方は役柄のうえでは助けることが出来ず、右往左往しているうちに時間切れとなってしまいました。

助けてくれそうな相手を探して交渉

助けてくれそうな相手を探して交渉

支え合いゲームは必ずしも解決に至ることがゴールなのではありません。役を演じた方は「認知症になると、こんなにわかってもらえなくなるんだ…」と、認知症になった当事者の立場・気持ちに思いを寄せるように話されていました。「実際の災害時には役柄のカードをそれぞれが首に下げている訳ではないから、お互い何者か判らず、助け合うのはもっと大変なのでないか」と言ってくれた参加者がいました。だからこそ、普段の暮らしの中で人と人がつながり合い、お互いの出来ること・出来ないことを知っておくことが大事なのだと気づかされる言葉でした。

体験会の終了後に行われた懇親会では、うみねこ園に移動して、うみねこ園の利用者さんによるカフェ形式の温かいおもてなしを受けました。障がいのある利用者さんそれぞれの出来ることを活かしたおもてなしとふれあいは、さらなる気づきを参加者の皆さんに与えてくれたのではないかと思います。

障がい者でも注文が受けられるよう工夫あり

障がい者でも注文が受けられるよう工夫あり